渋谷すばるへ送るラブレター

 

 

 

2018年7月14日   23時59分


関ジャニ∞渋谷すばる、最後の1分。

 

 

 


散々ツイッターに書いてんのに、お前まだそんなに言いたいことあるんかいって呆れて冷ややかな視線を向けているそこのアナタ。


正しいです。今すぐこのブログを閉じましょう。


6行も読んでくださってありがとうございました!

 

 

 

 

 

 

 


好きになってまだまだ新米の
ポエマー気質な1人の重たいす担の備忘録。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


4月15日

 

 

 

 

 


生きた心地がしなかった。

 

 

 

 

 


9時30分に無機質なメールが届いた。けれど、11時からバイトでどうしても見ることができなかった。最悪が過り続ける中ようやくバイトが終わって車に乗り、サイトを開く14時半までの間、生きた心地がまるでしなかった。開いてからもしなかったけれど。

 

 


バイト先の駐車場で泣いた。めちゃめちゃヤバイ奴だけど泣きながら運転して帰った。訳が分からなかったし分かりたくもなかった。会見を見てもサイトの文章を読んでも、理由はそこにはっきりと存在しているのに、駄々っ子のようになんで?なんで?が止まらなかったし、そんな自分にビックリした。

 

 

 

 

 

 


私はあまりにも勝手に永遠を信じきっていた。未来永劫ジジイになるまで、この人たちは一緒に時を刻んで生きていくと思っていた。「この世の全ては有限である」そんな当たり前のことが私を容易く地獄に突き落とした。そこは確かに地獄だったけれど、真っ白で殺風景な部屋に置き去りにされた気分だった。

 

 


だって、彼らの言葉にはあまりにも嘘がなかった。この日が来ないでほしかった気持ちも、勝手すぎる人をそれでも嫌いになれなかった気持ちも、自覚のない虚勢も、全部全部本当だった。一点のシミもなく、真っ白だった。

 


誰も悪くなくて、何も間違っていなかった。

 


それが何よりも悲しくて、一体どこに気持ちをぶつければいいのか、一体誰に縋ればいいのか、分からなくて分からなくて途方に暮れて、ただ泣くしかなかった。

 

 

 

 

 

 


なのに、会見の席で、一切隣を見ることなく真っ直ぐ前しか見据えていないすばるの姿を見て、男として退路を断って去っていくのを見て、ああわたしは本当にこの人のこういう所が大好きだったんだよなって。悔しいけど、自分にも周りにも嘘をつきながら生きていけないこの人のことが堪らなく好きだと、こんな時でさえ泣きながら思った。

 

 

 

 

 

 

 

 


私は、自分にないものを持っている人が好きだ。逆立ちしようが何しようが、絶対に手に入らないものを持っている人が好きだ。

 

 

 


だから、弱い私には絶対にできない「これまでの全てを捨ててまで ゼロから1人で夢を追う決断」をした渋谷すばるのことを、心から尊敬するし死ぬほどかっこいい生き方だと思う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


だけど、やっぱり寂しい。


その大きな夢を応援する気持ちは嘘偽りなく確かにあるのに、なのに、行かないでと心が悲鳴を上げる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


6人がもっと怒りを露わにしてくれたらスッキリしたのだろうか。何度も考えた。


「話し合いで一度も憤ることはなかった」って村上さんは言っていたけど、本気で怒りをぶつけて責める権利があるのは6人しかいなかった。家族でも事務所の人間でもなく、これからの人生を滅茶苦茶に掻き乱されたこの人たちだけしかいなかった。


「7人でずっと夢を追いかけていたい」気持ちと「すばるが居なくなったら困る」という自分たちのエゴかもしれない気持ちの狭間で、たくさん葛藤したはずの6人。


“その夢は7人で見ることはできひんのかな?”


その質問があまりにも全てであまりにも苦しかった。

 

 

 

 

 


だけど、きっと違う。
怒って喧嘩してほしかったんじゃない。


仲間の夢を否定したりしない人たちで、優しい嘘なんてものを肯定しない人たちで、本当に本当に良かったと会見を見て心から思ったから。

 


「目を見れば分かる」と言った村上さんと「中途半端な気持ちで言うような奴じゃない」と言った横山さんの言葉に、そうだよなそういう人なんだよなと。


こんなにも身勝手で無茶苦茶で突拍子もなくて、毎日考える度に悲しくてしんどくてどれっっだけ泣かされても、紛れもなく私の大好きな芯の通った渋谷すばるに変わりないのだと。


沈む度に何度も何度もそれを思い出しては目を覚ました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


渋谷すばるを好きになった日のことは今でも鮮明に覚えている。

 


2014年1月6日。
関ジャニ∞が様々なアーティストの方とコラボし名曲をカバーする THE カヴァ☆コラTVを、本当に偶々見ていた。


携帯いじりながらソファーに寝転んで、正直めちゃめちゃ片手間程度に見て聴き流していた。


そんな中、すばるが鈴木聖美さんご本人と“TAXI”をコラボするという紹介が。大抵の昔のヒット曲は知っているけどこの曲は全く知らなくて、へぇー知らんなぁくらいに思っていた。隣りに居た母親は「これ若いときよー歌ってたわ〜〜」なんて懐かしそうだったけれど。

 

 


CMが明けてイントロが始まり、Aメロのご本人パートが終わった次の瞬間、私の心臓は息の仕方を忘れた。


テレビから目も耳も離せなくなった。

 


全身ブラックの衣装を纏って、差し色のような赤いマイクコードを握りしめて、壊れてしまいそうな儚さとドクドク滾った情熱を併せ持った歌声を響かせる姿が、脳裏に焼き付いて消えなくなった。

 


存在も歌声も顔も知っていたし触れてもいたのに、それなのに何故か、あのほんの数分間が私の目には世界で一番美しくギラついて映って、心臓をえぐりとられるかと思った。それくらい、私にとって衝撃的な歌声と立ち姿だった。
 

 

 

 


心を震わせる歌を歌える人はいても、心臓を鷲掴みにできる歌を歌える人はなかなかいない。


魂削った歌声は、聴く人の呼吸を一瞬止める。


すばるの歌声はそんな声。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


気がついたら、ジャニーズ事務所に入ってて
気がついたら、アホみたいな仲間がいて
気がつたら、がむしゃらに走ってて
気がついたら、人生が半分終わっていた

 

 

 

 


グループとして少しずつ築いてきたカラーが、多くの人に受け入れられてきたからこそできた、単独主演映画、海外ソロ歌唱、ソロデビュー。


全部私が好きになった後のことだったから、この仕事たちが決まっていくのを、リアルタイムで驚いて喜んで、そして物凄く誇らしく思った。


すばるの歌が大好きだったから、単独の音楽番組もめちゃめちゃ嬉しかったし、次のソロツアーまだかなぁって楽しみにしてた。ライブハウスで生歌を聴くのが夢になった。

 

 

 

 

 


だけど、それら全てが彼に夢を見させてしまった。

 

 

 

 


けれど、夢を抱いてしまうことを理解せざるを得ないほど、伸び伸びと自由にやりたい音楽を探るのが楽しそうなこの人も確かに見てきた。目を逸らせないほど知っていた。

 


2度目のソロツアーで、昂ぶりに任せて溢れた涙がこめかみを伝って流れていくのを、本当に本当に切ないほど綺麗だと思った私には、この人の夢を否定する資格はきっとない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

どこにいても友達だと言ったヨコちゃん
最後まで素を見せずブレないでいたヒナちゃん
好きすぎて何も言えなかった丸ちゃん
心配させるまいと病気を公表しなかったヤスくん
ずっと虚勢を張っていてくれた亮ちゃん
誰よりもファン寄りで正直な言葉をくれた大倉くん

 

 

 

 


うん。何の心配もないわ新体制の関ジャニ∞。めっちゃめちゃに強いわ。強がりも弱い所も私たちを確実に救ってくれた。こんなに泥臭くて人間味のあるおっちゃんらの作っていく新しい時代が頼もしくって仕方がない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


渋谷すばるが、人生かけたこの決断を1ミリも後悔しませんように。大切な仲間とのアホみたいに楽しい日々も、やりたい音楽への飽くなき探究心も、どちらもを手放したくない気持ちと一人で戦って悩んで苦しんで、何度も何度も気持ちに間違いがないか確認して、そして口にしたこの決断が、あなたを絶対に幸せにしてくれますように。

 


一人の男の抱いた夢を否定することなく、悲しみも怒りも全部全部抑え込んで背中を押した決意や、これは門出だともう前しか向いていないと虚勢を張って、彷徨う私たちの手をとってくれた6人の道の先に、明るい未来がありますように。

 

 

 


こんなにも愛されてる男と
愛しかないグループを好きになった私
今世紀最大にでかしてる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


私が確かにこの目で見てきた
あまりにも伝説すぎる7人の時代

 

 

 

 

 


彼が確かに
グループのセンターであり
メインボーカルであったことを
この場所で情熱を燃やして生きてきた日々と
その情熱に惚れ、時に振り回され
ムカついたり、笑わされたり
涙が出るほど愛おしく思ったこれまでを
壊れてしまわないように
忘れ去ってしまわないように
大切に大切にしまっておく。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


季節が巡っていくその先で
“ソロシンガー渋谷すばる”のレコードを
この手に取る日を夢見て。

 

 

 

 

 

 

 


ありがとう
おつかれさま
またね

 

 

 

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